メルカリShopsの手数料って?ショップの登録方法も解説!

近年、「メルカリ」を利用する個人間取引がさらに盛り上がる中、公式が提供するオンラインショップ機能「メルカリShops」に注目が集まっています。  
メルカリShopsの登録方法や手数料はどうなっているのか、通常のメルカリとの違いはあるのか、そして本当に儲かるのかと気になる方は多いでしょう。  
本記事では、「メルカリShopsの登録方法や手数料」を中心に、メリットやデメリットも含めて詳しく解説します。メルカリShopsの開設方法や手数料について知りたい方は必見の記事です。

1. メルカリShopsの手数料はどのくらい?


はじめに、皆さんが一番気になる「メルカリShopsの手数料」のポイントを簡潔にまとめておきましょう。

  • 月額利用料:無料
  • 販売手数料:商品価格の10%(税抜)
  • 決済手数料:100円/件(一部例外あり)

メルカリ本体(フリマ機能)と同様、販売金額の一部が手数料として引かれる仕組みです。
通常のメルカリと比べると、基本的なサービス利用料は似ているものの、ショップ運営として使える専用機能がある分、決済手数料などの追加コストがわずかに加わります。
とはいえ、システム利用料自体は無料というメリットがあるため、運用コストを最小限に抑えたい方にとっては魅力的な選択肢といえます。

2. メルカリShopsとは?従来のメルカリとの違い

メルカリShopsは、フリマアプリとして知られる「メルカリ」が提供する公式のショップ開設機能です。
通常の個人間取引ではなく、出店型のオンラインショップとして利用できます。

在庫管理がしやすい

通常のメルカリでは、1商品につき1投稿という形ですが、メルカリShopsでは管理画面で在庫数を一括管理できます。
大量出品にも向いているため、ビジネス目的で使うのに最適です。

ブランディングが可能

ロゴやショップ名などを統一し、自店舗のブランドイメージを形成しやすいのが大きな特徴です。  

売上管理がしやすい

明細がショップ単位でまとまるため、利益計算や経理処理が比較的楽になります。
メルカリShopsの公式サイトにも記載がある通り、ビジネス用の機能が充実している点が特徴的です。

3. メルカリShopsのメリット


ここからは「メルカリShopsを開設すると、具体的にどのようなメリットがあるのか」をもう少し詳しく見ていきましょう。

月額無料の低リスクで始められる 

ショップ構築型のECサイトサービスのなかには、月額費や初期費用がかかるものも少なくありません。
しかしメルカリShopsでは、初期費用0円・月額利用料無料で始められます。  
固定費がかからないため、「新しくネットショップを開きたい」「本当に儲かるのか試したい」という方でも、ハードルが低いです。

メルカリ利用者へのアプローチができる

メルカリ本体がすでに多くのユーザーを抱えているため、メルカリShopsで出店すると、フリマアプリ利用者に向けてアピールできる点は大きなアドバンテージです。従来のメルカリでも一定の販売経験がある方なら、より効率的に売上を伸ばせる可能性があります。

運営が簡単で初心者でも失敗しない

管理画面が直感的にわかりやすく、在庫管理やユーザー管理も比較的スムーズです。  
スマホ操作に慣れている方なら、通常のメルカリ同様に扱えるので、テクニカルなECサイト構築の知識がなくても始めやすいです。

4. メルカリShopsのデメリット


ここまではメリットを紹介しましたが、注意するべき点もあります。事前に理解しておくことで失敗を防げるでしょう。

販売手数料がかかる

販売額に対して10%の手数料がかかります。  
加えて1件あたり100円の決済手数料(一部例外あり)が生じるため、特に単価の低い商品を大量出品する場合は利益率に注意が必要です。

集客がメルカリユーザーに偏る可能性がある

メルカリ利用者が大きなターゲットになるため、販路を拡大するには外部SNSとの連携など、追加の集客策を自力で行わなければいけないケースがあります。

5. メルカリShopsの登録・開設方法


ここからは、実際にメルカリShopsを開設するステップを具体的に紹介します。

1.メルカリへの会員登録  

すでにフリマアプリ「メルカリ」を使っている方は、そのアカウントで十分です。新規の方は、スマホアプリもしくはWeb版から無料で登録を行ってください。

2. メルカリShopsへのアクセス

メルカリのアプリ内またはWeb版から、「メルカリShops」の登録ページへアクセスします。  

3. 申請フォームの入力

ショップ名や主な取扱予定ジャンル、本人情報を入力。  

4. 必要書類の提出

個人事業主・法人などの形態に応じて、公的書類の画像アップロードなどが求められます。  

5. 審査

通常1週間程度で審査結果が通知されます。
審査が通ると、メルカリShopsの管理画面にログイン可能となり、ショップとして開設が完了します。

6.商品の登録

審査が通ったら、商品を登録しましょう。
– 商品名・説明文・カテゴリーの設定
– 在庫数の入力
– 価格の設定(手数料10%を考慮した上で利益を確保できる価格にすることが重要)

7.ショップの設定

ショップ名・アイコン・カバー画像などを設定し、ブランドの世界観を作りましょう。  
発送方法や送料負担の有無を決める。ここも売上に大きく関わるため、慎重に検討しましょう。

6. メルカリShopsは本当に儲かる?成功につながる4つのコツ


メルカリShopsが儲かるかどうかは、商材や取り組み方によって大きく変わります。
以下に、成功のためのポイントをいくつか挙げます。

1. リサーチを怠らない

メルカリ本体で同様の商品を探し、相場や競合状況をチェック。差別化できるポイントを探します。  

2. 写真のクオリティを高める

ユーザーは視覚的情報に敏感です。商品写真がきれいだと、信頼感と購入意欲を高められます。 

3. レビュー・評価

購入者からのレビューは新規ユーザーの「安心材料」となるため、丁寧な対応と品質管理で高評価を得ましょう。  

4. 在庫管理で機会損失を防ぐ

在庫切れや過剰在庫を防ぎ、効率よく売れる仕組みを作るのがコツです。

こうした基本の対策を怠らなければ、初心者でも十分に「失敗しない」運営が可能です。
メルカリでの出品の効率化については、こちらの記事でより詳しく解説しています。

メルカリでの出品効率化はどうする?公式連携ツールの活用も選択肢!

7.メルカリShopsとAPI連携したPOSシステムの活用も選択肢


上記のように、メルカリShopsは低リスクでビジネスを始められます。ただし、商品数が増えると在庫や売上の管理が複雑になりがち。
そこでおすすめしたいのが、メルカリと連携しているEC出品管理ツール『タロスEC』です。
『タロスEC』は、「メルカリShops」とのAPI連携をしており、同社のPOSシステム『タロスPOS』と組み合わせることで、POSで管理された商品をECサイト「メルカリShops」へ手軽に出品することが可能になります。

『タロスEC』について詳しくはこちら

もし実店舗をすでにお持ちの方や、複数のECサイトを利用している方なら、『タロスEC』を導入することで、ビジネス全体の管理がより一層スムーズになるでしょう。

8. まとめ|メルカリShopsは初心者でも始めやすい


今回の記事では、メルカリShopsの手数料や、メリット・デメリット、開設の流れまで解説してきました。
メルカリShopsは月額無料で始めやすく、メルカリユーザーの強力な母数を活かせるため、初心者から経験者まで幅広くおすすめできるオンラインショップ機能です。

ただし、販売手数料や決済手数料、そして在庫管理の難しさなどの課題も存在します。これらを克服するためには、ECと連動したPOSシステムとの連動をするなどの工夫が欠かせません。

オンラインビジネスを拡大させ、メルカリShopsで失敗しないためには、正しい手順と事前準備、そして継続的な改善がポイントになります。またメルカリShopsとAPI連携したPOSシステムの導入も効果的です。自社に合ったシステム導入を検討し、メルカリShopsを効果的に運営していきましょう。