1998年にセル店からスタートしたプリマベーラ様。お客様のニーズに合わせて商材を拡大した結果、現在39店舗、4事業、17業態を展開し、増収増益を続けるまでに成長。そのうちの、「本とDVDのリサイクルショップ 利根書店」と「ブランド貴金属買取専門店 ゴールディーズ」で『タロス』POSシステムを長期ご利用いただいています。事業拡大の成功のカギはあらゆることへの「仕組み化」だそう。タロスを使用した「店舗業務の仕組み化」についてお聞きしました。
プリマベーラ
株式会社プリマベーラ 経営管理部 部長 橋上様
業種 | 本・DVDのリサイクル、ブランド貴金属買取 |
店舗数 | 実店舗:28店舗 |
導入製品 | 『タロス』POSシステム タロスSI タロスDATA |
- 事業拡大に向けて手作業での管理・処理の改善
- リサイクルに強く中古商材の単品管理ができること
- 豊富な商品マスタ機能があること
- 導入コストの低さ
- DVDの売上も110%を達成
- レジ通過(販売スピード)、売上管理の時間が大幅に短縮
- スタッフがKPIに基づき自主的に動けるように
商材の管理・処理の限界。事業拡大のためにはPOSが不可欠となった。
「『タロス』POSシステム verNEX」の前身である「タロス9」からご利用いただいていますが、導入の背景をお聞かせください。
導入前は、自社開発のデータベースとガチャレジを使用していました。現場が1件1件手書きで販売報告してきたものを、本部が1件1件データベースに入力していました。店舗数と商材数が増えたことで管理・処理が追い付かなくなり、さらにその頃に中古商材も取扱していましたが、単品管理ができず買い取った価格が適正か販売分析もできないなど課題が露呈していました。
7店舗まではなんとかその状態でやってきましたが、今後の事業拡大を踏まえ「タロス」の導入に踏み切りました。リサイクルに対応しているPOSが当時ほとんどなかったことも選定理由ですが、豊富な商品マスタ機能と導入コストの低さが決めてとなりました。
こちら側の負担なく自動で進化する、便利なクラウド型システム。
タロスを長期ご利用いただいての使用感をお聞かせください。
『タロス』POSシステム「バージョンNEX」に移行し便利な機能が増えたと感じています。
本部システムを介さなくてもリアルタイムで全店の在庫状況を確認することができる機能が追加されましたね。店舗が増えると店舗間での情報共有が重要となるのですが、その機能のおかげで多店舗展開をスムーズに進めることができています。他には、マスタの更新も一括変更が可能になって、部門の変更を一括で変えたい時などに重宝しています。
長期利用の理由ひとつはクラウド型になったことです。新規機能がバージョンアップにより自動で更新されることや、カスタマイズ等の対応が非常にスムーズに進むのでこちら側の負担が少なく助かっています。細かいカスタマイズへのオーダーもできるので自社のフローにマッチした方法で、欲しい数字が出てくるようになりました。
スタッフの意識も向上。当社のモットー お客様満足に繋がる仕組みに。
導入による効果、売上アップの実感についてはいかがでしょうか?
仕入れにかかる時間は増えましたが、レジ通過(販売スピード)、売上管理の時間が大幅に短縮されました。売上の分析もデータが豊富なためいろいろな切り口で分析できるようになり、当時はDVDの売上も110%を達成していました。
作業効率の改善の他にも非常に良い変化がありました。スタッフの仕事に対する取組み方が変わったことです。導入前は、本部から逐一指示を出して現場を動かしていたのですが、POSで分析して打ち出したKPIに基づいて、スタッフ自身が自主的に動いてもらうことが可能になりました。本部は結果を毎日確認して必要に応じて指導をするという仕組みに変わっています。指示されて動いていた頃と会社一丸となって目標に取り組めるようになった現在とでは、スタッフが活き活きと接客する姿が見られるようになりました。
実店舗メインの当社はお客様立場主義をモットーに掲げています。機械でできる作業はなるべく自動化して、その分お客様に対して時間をつくるようにしています。
『タロス』POSシステムを導入して業務の自動化に上手く活用している一例ですが、ポップアップ機能もひと工夫して利用しているんです。ポップアップ機能といえば売れたら通知するなどが一般的ですが、当社では、お客様へのお声がけを促す目的にも利用しています。
今後も「タロス」を上手く活用していくことで、業務効率化のみならずお客様のニーズを得たり買取りに繋げるなど、顧客満足を得られるお店になる仕組みをつくってゆきたいですね。