エンターテイメント系リサイクルショップ「お宝創庫」を中心に、ブランド・工具など幅広いリユース商材で多店舗展開をされているカジ・コーポレーション様。様々な業種・商材に対応する『タロス』POSシステムを旧バージョンから利用され、現在約40店舗に導入いただいています。今回はお宝創庫へお伺いして「『タロス』POSシステム verNEX」の採用までの背景や導入後の効果をお聞きしました。
お宝創庫
株式会社カジ・コーポレーション エンターテイメント営業本部 片岡 正佳様
業種 | エンターテイメント・リユース事業 |
店舗数 | 実店舗:44店舗 EC:24店舗 |
導入製品 | 『タロス』POSシステム タロスEC ラク撮 |
- EC出品の強化
- OSの制約を受けにくい開発環境であること
- 行いたい管理方法・フローが実現できること
- 旧バージョンを導入したときのアフターフォロー実績があったこと
- EC出品専門拠点を設けていたが、各店舗から出品が可能になった
時代の変化でシステムを切り替えなければならない煩わしさが解消。
「『タロス』POSシステム verNEX」の前身である「タロス9」から永くご利用いただいていますが、導入の背景をお聞かせください。
元々はMS-DOS環境で動く他社システムを使用していました。時代が移り変わりMS-DOSからWindowsへ移行し、新しいOSに対応するシステム・機器への切り替えが必須となりました。そこで当時の『タロス』POSシステム「タロス9」にしたのですが、その後WindowsXPが終了となるタイミングで後継の「『タロス』POSシステム verNEX」を選択しました。
「タロスNEX」はJAVAで開発されていてOSの制約を受けにくいことも導入ポイントでした。これによって以前のように時代の変化に合わせてシステムを切り替えていかなければならない煩わしさが解消されました。また、後継システムを導入したことで、操作における現場の教育コストが掛からないのもメリットでした。
もちろん他社POSシステムとも比較検討をしましたが、新システムになっても今迄の業務フローやお客様に提供するサービスに影響がないこと、当社が行いたい管理方法・フローが実現できるかどうか細かいところでの差が選定の鍵となりましたね。
導入して終わりじゃない。アフターフォローの実績も選定理由に。
POSの切り替えを何度かご経験されていますが、NEXに切り替えの際のハードルなどございましたか。
切り替え時の様子ですが、予め各店舗へ設定が完了された形でシステムが送付され、データだけ当日コンバートを行うといった手順でした。当社のシステム部のスタッフが各店舗で対応することも想定していましたが、出向かなくても店舗営業しながら現場のスタッフが行える程度の作業量だったので、スムーズに進めることができました。
実は「タロスNEX」への切り替え時にスムーズに入替ができるのかの懸念はありました。過去に自社MS-DOSシステムから「タロス9」にした際に理想の運用を可能にするまで長期を要したからです。ですが導入後も当社の細かい要望を汲み取ってもらい改善継続してもらった事が印象に残っていました。アフターフォローがきちんとされていた、その評価も「タロスNEX」の導入理由になりました。
自店舗と複数ECの在庫連動・一元管理もPOSで。システムの一元化でコスト削減に。
「『タロス』POSシステム verNEX」になり課題解決された部分をお聞かせください。
当時の課題のひとつにEC対策の強化がありました。「タロス9」にはEC出品機能がなかったため他社のEC業務を一元管理するシステムを利用していました。数社試してみたのですがどれも実店舗との連動がうまくいかず想定するような効果は得られませんでした。そこで足りない機能を自社システムを構築して併用しました。複数システムを使用するため操作教育を限られたスタッフに対して行い、店舗とは別に出品専門の拠点を設けてそこでヤフオクやECサイトへの出品業務を行わなくてはなりませんでした。
「タロスNEX」になってEC出品管理機能「タロスEC」が追加されましたね。自店舗と複数ECの在庫連動・一元管理もPOSシステムで出来るようになったことで、各店舗からの出品が可能になりました。品物の移動に時間・距離を必要としなくなり買い取ったものをすぐに出品することができるようになったことは大きなメリットです。出品拠点が必要なくなり商材をレジ横に置いておけば出品専属のスタッフでなくても接客の合間に出品することもできます。業務コストがかからなくなったので、その分、地域のお客様に喜んでいただけるような店舗を今後も増やしていきたいですね。